Up | 1. 実験要領 | 作成: 2025-09-27 更新: 2025-09-27 |
あなた: 実験で観察することは: ChatGPT は, <アイデア・批判・懐疑>のブレインストーミングを用いて, 研究型が設定しそうな研究テーマをつくることができるか? ここで, 「ブレインストーミング ができているかどうか」 は, 出力テクストに, ブレインストームがそれらしく表示されているかどうか で,見ていくことになります。 (参照:レポートの「読む・考える・書く」) このブレインストームは,「練り上げる」のことばで表現されるものです。 「練り上げる」は,「角度を変えながら何回も錬る」です。 これは,ふつう,スキル (訓練で身につけるもの) と捉えることになります。 実験の 「研究型が設定しそうな研究テーマを, 現行 ChatGPT がブレインストーミング (練り上げ) でつくる」 は, <アイデア・ 批判・懐疑>が,合わせて100個くらいの練り上げ を,予想することになります。 ところで,ChatGPT は,「アイデアを出す」が弱点に見えます。 アイデアが弱ければ,批判・懐疑に負けてしまい,ブレインストームは細る一方になります。 そうすると,ブレインストームは,つぎのいずれかになることが心配されます: a. 少数回の<アイデア・ 批判・懐疑>で終わる b. 安直 (陳腐) なテーマに収まってしまう。 ここも実験の見どころとなります。 重要なことは,この実験は ChatGPT の傾性を見定めるもの であって, ChatGPT がうまくやることを期するもの ではないということです。 ChatGPT がうまくできないときは,つぎの結論になるだけです: ブレインストーム → テーマに着地 はスキルであり,訓練で身につくものである この趣旨・内容で,実験に進めそうでしょうか? ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ChatGPT: はい、この趣旨・内容で十分に実験に進めそうです。 整理すると、今回の実験は **「ChatGPT の傾性を観察する」**ことが第一目的であって、成果物として「立派な研究テーマ」を得ること自体は二義的ですね。むしろ、 アイデアが出にくい 批判・懐疑に押し負けて細ってしまう 安直なテーマに着地してしまう といった「不具合」や「弱点」が、そのまま ChatGPT にとってのブレインストーミングの現状能力を示すデータになるわけですね。 特に今回重要なのは: **「練り上げる(角度を変えながら何回も錬る)」**という動作が出力テクスト上に「それらしく表示される」かどうかを見極める。 つまり「読む・考える・書く」の痕跡を可視化して確認する。 100回規模の<アイデア・批判・懐疑>の繰り返しを仮の目標として設定しておき、その途中で細ったり陳腐化したりすれば、それ自体が観察対象になる。 スキルとしてのブレインストーミングを ChatGPT が「未訓練状態ではどう扱うか」を探る。 この構えがはっきりしているので、実験の意味が揺らがないと思います。 私から補足的な確認をするとすれば: 実験では「ブレインストーミングの出力」を一気に長文で生成する形にしますか? それとも「10回分ずつ生成→観察→次を生成」という段階方式にしますか? 段階方式の方が、細る様子や「練り上げ」のパターンが追いやすい一方、一気生成は ChatGPT の「全体設計の傾向」がよく出ます。 どちらを今回の第一回実験に選ばれますか? ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ あなた: はい,完璧な整理です。 >補足的な確認 実験は「延々と続けられる自問自答」を見ようとするものですので,一気に長文を生成する形になります。 これでよろしいでしょうか? ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ChatGPT: はい、それでよろしいと思います。 むしろ「一気に長文を生成する」形式こそ、今回の目的──ChatGPT がブレインストーミングを「延々と続けられるか」「どこで細るか」「どう収束するか」──を観察するのに適していますね。 一気生成にすることで、**ChatGPT 自身の「勢い」「失速の仕方」「安直化のパターン」**がそのまま表れる。 段階方式にすると「ユーザの介入」が入ってしまい、純粋な ChatGPT の傾性を測りにくくなる。 したがって、「延々と続けられる自問自答」の形で一気に出してみるのが、最初の実験として最適だと思います。 次に進めるとすれば: **起点となる一文(研究型がテーマを探す自問)**をどう設定するかを決めてから、一気生成に入る。 例: 「研究型の自分は、どんな研究テーマをライフワークにすべきだろうか?」 このような起点があれば、ブレインストーミングが自然に展開できると思います。 実験開始の起点文を、こちらで用意しましょうか? ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ あなた: はい,起点となる一文は, 「研究型の自分は、どんな研究テーマを ライフワーク(自己実現)にすべきだろうか?」 といたしましょう。 それでは,つぎの形式で実験を開始してください。 ブレインストーム(<アイデア・ 批判・懐疑>による練り上げ)で, 「研究型」が設定しそうな研究テーマ(自己実現のライフワーク)に 着地する。 要点:<アイデア・ 批判・懐疑>による練り上げを, 錬る回数が多くなるよう,がんばる。 |